シェムリアップの田舎の村を訪問したいがために
「井戸寄付&田舎の村見学ツアー」に参加した。
そして井戸と豚を寄付した。
わたしが村人の生活を色々と見させてもらっているあいだに、着々と井戸が掘られていった。
が!!
悲しいことに
わたしは最終的に、井戸の完成を見ることなく村を離れてしまった。泣
なので中途半端ですが
私が立ち合った、『井戸掘り作業』途中までをご報告。
井戸づくり
10AMごろ。
わたしが村に到着したときにはすでに井戸掘り作業は開始していた。
深さ約5メートル。
掘って掘って掘りまくって、完成するのに1日~1日半かかるそう。
井戸掘りの様子
掘ってくれた村人。
本業 : 漁師
関係 : 近隣住民
年齢 : 40代
この日のために漁師の仕事を休んでくれました。
井戸を作る場所にコンクリート管を置き、その中をひたすら掘る。
そしてコンクリート管を徐々に地面の中に沈めていく。
ひとつのコンクリート管が完全に地面に埋まったら、次のコンクリート管を運んでくる。
みんなで転がしながら。
ピッチリ重ねるのは意外と難しい。
コンクリート管は子どもたちの遊び場と化している
途中、お昼休憩を挟んだり
暑いので、葉っぱで日陰を作ってあげたり。
ひたすら掘るのは本当に大変で
気の遠くなるような作業を、村の男性が二人がかりで交代しながら進めていく。
だんだん深くなってきた。
ある程度深くなってきたら、掘った土をバケツで上げるので、新たに滑車を設置し、それを利用し引き上げる。
そのころ、他の村人が
我々が朝に工具屋さんで購入した部品を使って、ポンプを作成。
⬆️これは井戸の蓋。
子どもが落っこちないように最後に蓋をするらしい。
日暮れ
深さ3メートルを過ぎたくらいで、湿り気のある土に変わってきて、少しずつ泥水になり、後に水が出てきた。
だけど、井戸を完成させるにはまだまだ。
もっと掘らなければいけない。
しかし!!ここで日が暮れてきたのでタイムオーバー。
結局わたしは井戸の完成を見届けることができなかった。
村人は、あとちょっとだからと
懐中電灯で照らしながら夜も作業をするらしい。
使用可能な継続期間
ちょっとびっくり。
この井戸、長く使えるのかと思ったら
2年くらいしか使えないらしい。
こんなにがんばって掘ってくれているのに、
たったの2年くらいで枯渇してしまうらしい。
なのでどんどん新しい場所に井戸を掘っていかないといけないらしい。
素人の勝手な意見だけど
一時的には、少しでも助かるのかもしれないけど
これを繰り返しても、村人のためにならないんじゃないのかなぁ。
ただ、日本人の自己満足のためだけの支援活動ツアーだと思った。
感想
わたしも完成を見届けたかったのに
時間だからと、作業途中なのに帰らないといけなくなった。(個人と言えど、一応ツアーになっているので帰る時間が決まっていた)
ついででやった事だとしても、ほったからして帰るなんて、無責任だなぁーと自分で思った。
やり始めたなら、完成するまできっちり見届けるべきであったと思う。
中途半端に散らかして、あとは放っぽり出して帰るくらいなら
やらないほうがマシなような気がした。
ちょっと反省。
結果
「遅くとも翌日中には完成するので、完成したら写真を送りますね~!」
と言われていたが、結局ツアー会社から写真が送られてくることはなかった。
自分のメインの目的であった、村見学に関しては十分に楽しむことができたけど
井戸寄付に関しては正直いろんな面で、モヤモヤが残るツアーでした。
井戸、完成してるのかなぁ?
ちゃんと使ってくれてたらいいなぁ~
と、遠くから祈るばかりである。