シェムリアップから車で30分ほどの村を訪問。
まだまだ気になる事がいっぱい。
職業は?収入は??
村人たちの日常生活について色々教えてもらった。
すると意外や意外
親密な関係の中にも、金銭面ではキッチリ割り切っていることが判明。
かといって冷たい訳ではなく、ご近所さん同士の温かみもあり、とてもいい関係性であることがわかった。
ご近所付き合い
わたしが行ったとき、井戸を掘っていたからか
お婆ちゃんのおうちにはご近所さんがたくさん集まっていた。
意外と割り切っている関係性
力仕事は村の男性陣におまかせ。
「あぁ、お婆ちゃんのお宅は男手が居ないから、手伝ってあげてるんだなぁ。優しいなぁ。持ちつ持たれつ、困ったときはお互い様。村人同士助け合ってるんだなぁ~。素晴らしいなぁ~。」
と感激した。
井戸を掘ってくれているおっちゃんの本業は
トンレサップ湖の漁師で
今日は仕事を休んで井戸掘りを手伝っているらしい。
めっちゃいい人やん!!
と思っていたのだが。
通訳さんに話を聞くと、
どうやら助け合いの精神で井戸を掘っているのではなく、ちゃっかりお給料を貰っているらしい。
そりゃそうか
って感じだけど、美しい隣人愛をイメージしていたので、ちょっと
「なーんだ。」
と思ってしまった。
ちなみに井戸掘りの報酬は、わたしの寄付の400USDから出ているらしい。笑
そしてお婆ちゃんは
井戸が完成したら、そのそばに小さな畑をつくる計画を立てている。
そこで採れた野菜も、ご近所さんにお裾分け‥
ではなく、ご近所さんに売るらしい。
GIVE & TAKEの精神ではないのですね。
そこには金銭がついてくるのですね。
でもこれが普通らしいです。
意外と割り切ってるなー。
日本では、特に田舎だと
ご近所さん同士で
「いっぱい採れたから、あげる~」
みたいなやりとりが結構ある。
なのでそのイメージでいたのですが、ここでは違っていました。
シェムリアップでは貧困が激しいので、お互いに与え合ったりしていると、徐々にどちらか一方が甘えすぎて、パワーバランスが崩れ、揉めるもとになるそうです。
なので親しい間柄でもきちんと対価を支払うみたいです。
村の子どもたち
村の子どもたち、めっちゃかわいいんです♡
率先して色々案内してくれたり、なついてくれます。
カメラ大好き。
すぐに
「撮って~」
ってなります。
カメラに飽きたら‥
スマホも大好き。
日本の子どもたちと一緒ですね。スマホゲームに釘付けです。
癒される♡♡
この日は日曜日だったので、学校はお休みです。
この村には、日本人が作った保育園があるらしい。
お母さんたちは、小さい子どもを保育園に預けて働きに出ます。
保育園の先生は村の主婦で、お給料は各家庭から直接
現金だったり食料だったりマチマチだそうです。
どうやって生計を立てている?
漁師など仕事についている人や、育てた野菜をご近所さんに売る人は現金収入がある。
さて。こちらのお婆ちゃんはいまどのように暮らしているかというと‥
家畜たち
にわとり
お婆ちゃんのおうちは、にわとりをいっぱい飼っています。
20匹くらいいました。
卵も産んでくれるし、
この日のランチのように、特別な日に食べたり。
ちなみにこの日、卵から新しいひよこちゃんが孵りました!
豚
プレゼントした(はずの)豚。
(現地ツアー会社は、ほんとに購入してくれたのか疑問が残る←疑り深い)
ふつう連れてこられて環境が変わった初日は、こんなに定位置でリラックスできないんじゃないの?
とか思いつつ。
この子は100㌔を超えたら売るらしい。
1000USDくらいになるので、がんばって育てるとの事。
水牛
お婆ちゃんは、なんと!
こーんな立派な水牛を6頭も飼っています。
夕方になると、家の裏にある池に水浴びしに行く。
気持ち良さそうだ~♪お風呂に浸かってるみたい。
お風呂上がりは団体でぞろぞろ散歩に出掛けますよ。
通訳「ベトナムに売ります」
私 「一頭いくらくらい?」
通訳「10000 USDくらい」
私 「えっ?じゃあ60000 USDの貯金があるみたいなこと?」
通訳「‥‥そうですね」
日本円にしたら600万円以上。
日本人でもそんなにたくさん貯金ない人いっぱいいる。
‥‥お婆ちゃん、リッチじゃん。
現金が不足してきたら、この豚や水牛を売って現金に換えて
生計を立てているらしい。
お買い物
日用品は村の中にある商店で購入。
歯磨き粉とか?タワシとか?
食材で村で調達できないものは、村から少し離れた大きめの市場に買いにいきます。
おばあちゃんはバイクに乗れないので、近所の人が市場に行くときに、ついでに買ってきてもらう。
ちなみにこの村は、チキンが有名らしく
全国からたくさんの人がこの市場にチキンを買いに来るらしい。
ゴミ
ちょっとびっくりしたのが、ゴミ問題。
ペットボトルはお金に換わるので集めているらしい。
しかし、それ以外のすべてのゴミは当たり前のように、その辺にポイ捨て。
家の敷地内でも道路でもお構い無し。
貧困問題も大事だけど、こういうことも改善できたらいいなぁ。
その他
近所をお散歩していたら
同じ村の中の、少し離れたところに住んでいる子どもたちが、枝を拾いにいってたみたいで、何処からともなく現れました。
火を起こすのに使うんですね。原始的。
お手伝いして偉いなぁ。
てか、どう見ても子どもにしか見えない子がバイクに乗ってるんだけど??
13歳って言ってました。おそろしや。
でも一応
「村の中だけならオッケー」
みたいな暗黙ルールがあるみたいです。
と、こんな感じで皆さん暮らしているようです。
いろいろと不便なこともあるけど、村の人々は心が豊かそうで、素敵でした。
日本を含め、なんでも揃っている先進国では、うつ病とか引きこもりとかあるけど
ここにはそういった心の病とは無縁な感じ。
「豊か」とは一体なに??
難しいことだけど、深く考えてみたくなりました☺️
また色んな地域で、人々の暮らしをのぞき見していきたい。