前回の続きです。
オアハカ Oaxaca から乗合タクシーをチャーターし、約1時間半かけて、オアハカに来たら絶対に外せない必見スポットであるイエルべ・エル・アグア Hierve el Agua へ。
途中、偶然通りかかったメスカル蒸留所の見学(記事は→コチラ)を終えて、いよいよイエルべ・エル・アグア Hierve el Agua へ向かいます。そのあとはミトラ遺跡 Zona Arqueológica de Mitla、トゥーレの木 Árbol del Tule へ行きます。
イエルべ・エル・アグア Hierve el Agua
イエルべ・エル・アグア Hierve el Agua とは炭酸カルシウムによって滝のように形成され石化した自然の観光名所でオアハカ Oaxaca の街から離れた山奥の中にあります。
といっても、まだ広く知られているわけではなく結構穴場の観光スポットであると言えると思います。
先述した通り、オアハカ Oaxaca の中心部から車で1時間半ほどの何にもないところにあります。
メスカルの製造方法について勉強させてもらった、前記事のメスカル蒸留所からさらに10~15分、車で進むと小屋のようなものが見えてきます。中から2~3人が現れ、イエルべ・エル・アグア Hierve el Aguaの入場料がこちらで徴収されました。
イエルべ・エル・アグア Hierve el Agua 入場料 50ペソ(約430円) / 1人
通行料?? 20ペソ(約170円) / 1人
運転手さんの分もちゃっかり入場料金とられます。
そしてなぜか通行料まで人数分とられました。もしかしたら、ぼったくられてるのかも。(行かれる方はぜひ確認してみて下さい…)
料金所から、さらに10分くらい荒野を走り続けると、ようやく駐車場に到着です。
こんなところです。
駐車場からすでに絶景を見ることができます。
見事なエメラルドグリーン。
駐車場から歩いて下に降りていくのですが、下まで二通りの行き方があります。
ひとつめの行き方は、駐車場の辺りをウロウロしているおっちゃん引率のもと、急な崖を下って行く方法です。値段はいくらか忘れましたが、有料です(と言ってもそんなに高くない)。安全に下れるように、杖(木の棒)も貸してくれます。
そしてもうひとつの行き方は、このような舗装された歩きやすくなだらかな坂を下って行く方法です。
標高が高いので無理は禁物だと思い、私はこちらの行き方を選択。
舗装された道は、両サイドにたくさんサボテンが植えられており、メキシコを感じられます。
天気もいいし、最高です。
てくてく下ること約10分。
着きました。
海水浴場みたいになってます。
この日の気温は何℃くらいかかわかりませんが、確かに日中は暖かいし、オアハカ Oaxaca の3月の平均気温は日中で28~30℃らしいので、水着でいても全然平気ですがなんかちょっとシュールなような気がします。
でもちょっぴりマネしたいと思いました。
楽しそう。
そして、キレイですよね。
プールのようで温泉のようでもあります。
そう。イエルべ・エル・アグア Hierve el Aguaは「沸騰した水」という意味だそうです。(ですが、水はふつうに冷たかったです。)
このように温泉が出ているところが柵で囲われてました。
よくみるとブクブクしてます。
この温泉に含まれているミネラルや石灰石が固まり、何千年も蓄積して、不思議な地形ができあがったそうです。
なんかネットで見た画像とちょっと違って、遠くからみたら田んぼのようですが…、天候や空の色によって見え方が違うのかもしれません。
ここは近くでみると水はあまりきれくないです。
この向こうのほうに小さく見えるのが、もうひとつの目玉である「石の滝」です。
この石の滝はかなり巨大で、本当に圧巻です。
ほんとに滝のように見える。
画像にあるように、石の滝のところまで歩いて行けます。
これが何千年にもわたって造られた自然の産物だと思うと感慨深いものがありますね。
周りの山々も含め壮大な景色を見渡すことができ、かなりオススメです。
ミトラ遺跡 Zona Arqueológica de Mitla
イエルべ・エル・アグア Hierve el Agua の観光を終えたあとはミトラ遺跡 Zona Arqueológica de Mitla へ向かいます。車で約45分ほどです。
ミトラ遺跡 Zona Arqueológica de Mitla は後古典期のサポテカ文化の遺跡なのですが、想像していたよりもやや小規模。


この模様は一見、石を彫って作られているように見えますが、実際は石を削ってパーツを作り、それをパズルのように組み合わせて作られています。すべての模様にはそれぞれ意味があるそうなのですが、多くの模様は意味がまだ解明されていません。
それらをふまえて当時のことを想像したらわくわくします。



- お水
- 帽子
- サングラス
持参しましょう。
トゥーレの木 Árbol del Tule
今度はミトラ遺跡 Zona Arqueológica de Mitla からトゥーレの木 Árbol del Tule へ移動です。
車で30分くらいです。
トゥーレの木 Árbol del Tule は『アウェウェテ(ナワトル語で「水の老人」という意味)』または『サビノ』と呼ばれており、世界で一番大きな木としてギネスに登録されています。
これ、私の撮影方法が悪かったんですが、画像では大きさわかりにくいですが、本当に大きくて、木というか近くで見ると壁みたいでした。
高さ:41.85 m
幹回り:57.9 m
重さ:636.107t
直径:14.05 m
体積:816,829㎥


