乗合タクシーチャーターでイエルべエルアグア&メスカル蒸留所へ

乗合タクシーチャーターでイエルべエルアグア&メスカル蒸留所へ

オアハカ Oaxaca 3日目。

オアハカ Oaxaca の観光スポットとして挙げられるのが、イエルべ・エル・アグア Hierve el Aguaミトラ遺跡 Mitlaトゥーレの木 Árbol del Tule です。

あくまで個人的な意見ですが、オアハカ Oaxaca の街散策は1日もあれば十分かな?と思います。(オアハカ Oaxaca 街散策の記事は→コチラ)

なので今回から、オアハカ Oaxaca に行ったらぜひ訪れてほしいこの3か所について、紹介していこうと思います。

アクセス

しかしこれらは全てオアハカ Oaxaca の街から少し離れているのでアクセスが少し面倒くさいのが難点。

下記が車で行った場合の移動の目安時間です。

オアハカ Oaxaca → トゥーレの木 Árbol del Tule        車で20分

オアハカ Oaxaca → ミトラ遺跡 Mitla              車で50分

オアハカ Oaxaca → イエルべ・エル・アグア Hierve el Agua  車で1時間30分

トゥーレの木 Árbol del Tule とミトラ遺跡 Mitla はそれぞれバス1本で行けますが、イエルべ・エル・アグア Hierve el Agua は乗り継ぐ必要があるため、待ち時間などを考えると自力で行く場合、1日で3つ全てを周るのは無理です。

自力で行くなら

イエルべ・エル・アグア Hierve el Agua  1日

ミトラ遺跡 Mitla & トゥーレの木 Árbol del Tule  1日

というように、2日に分けないと厳しいかと。

しかし私はどうしても1日で3つを周りたかったため、乗合タクシーをチャーターして行くことにしました。

 

乗合タクシーチャーター

現地に住んでいる日本人の方にコンタクトを取り、その方がいつも使っている乗合タクシーの運転手さんにチャーターの交渉をしてもらうことになりました。

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この乗合タクシーのチャーターは、1時間あたり300ペソ(約2285円)。あとから聞くところによると、この金額はちょっと高いみたい。

ですがかなりきっちりしている運転手さんで、朝8時にホテルに迎えに来てもらうよう言ってたのですが、約束の時間よりも15分も早く来てくれました!

日本では当たり前かもしれませんが、海外では「遅れて当たり前」と普段から諦めているので、うれしいサプライズです。

 

朝のオアハカ Oaxaca の街はこんな感じです。人通りも少なく穏やか。

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これ、車のバックミラーなんですが、こんなにシール貼ってたら見えないですよね。

これを見た瞬間、無事に帰れるか心配になりました。

 

タマレス

実は、オアハカ Oaxaca の街の中に、朝ごはんが人気のカフェがあるという事をホテルの人に教えてもらっていて。

7時半オープンということで、7時10分から並びました。

で、7時40分ごろにようやく入れたのですが、オーダーしてすぐにタクシーの運転手さんから「もうすぐ着くからねー」と連絡が入り、泣く泣くキャンセルして店を出たのです。

そのお店がこちら。

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なんか外観は「えっ」ていう感じなんですが、オープン前から多くの人が並んでいるんです(私が行ったときにはすでに20人ほど並んでました)。

並んでいるのは全員欧米系の観光客らしき人々。欧米人に人気なのでしょうか。

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Boulenc というお店です。

カフェと持ち帰り用のパン屋さんがあって、入り口が2つに分かれています。

ちなみに諦めきれなかった私は帰ってから、パンを買いに再訪しました。(パンの紹介はまた別記事で。)

 

 

話を戻します。

ということでお腹が空いており、大きな道路の脇でドライブスルーみたいな感じの屋台があったので、タマレス Tamales というものを買ってみました。

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タマレス Tamales とはメキシコの伝統的は料理で、朝ごはんのド定番だそうです。

タマレス Tamales はトウモロコシ粉の生地「マサ」をラードで丸めて、その中に味付けしたチキンなどの具を入れ、トウモロコシの皮もしくはバナナの皮で包んで蒸した料理。

「Rojo ロホ(赤)」と「Verde ベルデ(緑)」の二種類があり、Rojo(赤)には、チキンにチレ(唐辛子)やスパイスで作った辛めのソースがかかった具が入っており、Verde(緑)には、チキンに青唐辛子とスパイスで作ったあっさり酸味のあるソースがかかった具が入っています。

 

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こんな感じ。わたしはRojo(赤)を頼みました。

20ペソ(約170円)

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どこまでが皮でどこからが具か、見た感じではわかりません。

でもきっとこのソースが出てきたら、そこからが具なんだと思います。

温かくてしっとりしていて美味しいです。辛さも程よい。結構好きな感じでした。

ただ、手が汚れて真っ赤になってしまいます。手を汚さずに食べるのはたぶん無理かな。

 

メスカルの蒸留所

イエルべ・エル・アグア Hierve el Agua へ向かっている道中に、道沿いに、原始的で昔のままの製法を続けているメスカル蒸留所をたまたま発見したので、立ち寄ってみることにしました。

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タマレスやらメスカルやら、なんだか単語が似ていて紛らわしいですがメスカルとはメキシコ特産の蒸留酒で、アガベ(リュウゼツラン)を主原料とするメキシコ産蒸留酒の総称です。

メスカルとテキーラの違いについては、もともとテキーラは「テキーラ地区で造られたメスカル」のことで、テキーラはメスカルの中のひとつだったのですが、テキーラ地区にある「Sauza(サウザ)」という会社がメスカルを「テキーラ」としてアメリカなど海外に売り出して有名になり、1974年に「テキーラ」という原産地呼称を導入し、以降、メキシコの5州(ハリスコ、ナヤリ、ミチョアカン、グアナファト、タマウリパス)で造られたものだけを「テキーラ」と呼ぶようになりました。
一方でメスカルも1994年以降は原産地呼称で保護され、現在では10州(オアハカ、ドゥランゴ、サカテカス、タマウリパス、グアナファト、サン・ルイス・ポトシ、ミチョアカン、ゲレロ、プエブラ、シナロア)で造られたものが「メスカル」と名乗れることになっています。                そのほかの違いとして、アガベ・アスール(ブルーアガベ)から造られるものをテキーラと言うのに対して、メスカルはアガベ・アスールを含む52種類のアガベのいずれかから造られるものを言います。

 

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蒸したアガベがあちこちに乱雑に置かれてます。

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蒸しアガベを味見させてくれました。

食べるというより、しがむ感じです。噛めが噛むほどほんのり甘い味。

 

なぜお馬ちゃんがいるのか?

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さきほどのアガベを、この馬がここで挽いて、細かく砕いていくそうです。

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こんな感じ。

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だから馬がいるんですね。そして働かないといけないからこんなに悲しい顔をしてるんですね。重そうだしね…

で、挽いたアガベを、上の画像の右側にある木の桶で発酵させたあと、この窯で2回蒸留を行います。

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するとメスカルが出来上がります。

 

ここで作られたメスカルが売っています。

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色んな種類があり、リキュールっぽいのを味見させてもらいましたが、危険を感じるほど美味しすぎました。

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メスカル用のおちょこも売っています。

見学は無料。そのかわり何か買ってよね、という感じです。私は普段あまりお酒を飲まないので何も買いませんでしたが。

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小物や色使いなど、いかにもメキシコ!!って感じですね。

 

さて。ここから15分ほど行くとイエルべ・エル・アグア Hierve el Agua に到着です。

 

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