オアハカ Oaxaca に来ています。
少し前の話になりますが、オアハカ Oaxaca は、アメリカの旅行雑誌『Travel + Leisure(トラベル・アンド・レジャー)』の読者投票ランキング「World’s Best Awards 2020」で、 世界の観光都市1位に選ばれたそうです。
オアハカ Oaxacaは100点満点中93.54点。
1位ってすごくないですか?その良さを、なんとかこの記事でシェアできればと思います…
1日目はオアハカ Oaxaca に到着したのが深夜だった上に、ホテルの予約にトラブルがあって1時間半以上チェックインできず…
ようやくベッドに入れたのが夜中の3~4時くらい。
寝不足状態ですが、6時に起床して活動開始。
朝御飯を食べてテマスカル Temazcal に行き、その後、オアハカ Oaxaca のセントロを散策しました。
テマスカルの記事は → コチラ
そして、そのテマスカル Temazcal の受付があるホテルで、オアハカ Oaxaca の地図を頂きました。
オアハカ Oaxaca の街は、このように道が縦と横に碁盤の目のようになっているため、わかりやすいです。
ですが、似たような景色がちょこちょこあるので、自分が今どの通りを歩いているのかしっかり把握しておかないといけません。
朝御飯
朝御飯はホテルから徒歩10分ほどの場所にある、cafe NUEVO MUNDO (→ URL) というお店へ行きました。
「カフェ ヌエボ・ムンド」と読むのでしょうか。
青と黄基調のかわいいお店。
このお店だけでなく、オアハカ Oaxaca の街は派手かわいい外観の建物がたくさんあります。
店内
店内も外観そのままの雰囲気で、青と黄色です。
メニュー
メキシコ Mexico らしいものが食べたい!!
ということで
チラキレス 87ペソ(当時のレートで約615円)
コーヒー 39ペソ(当時のレートで約275円)
を注文。
Total 122ペソ(当時のレートで約863円)でした。
チラキレスとはメキシコ Mexico の伝統的な朝御飯で、トルティージャを揚げたもの(トトポスというらしい)にサルサがかかった料理です。
私が食べたチラキレスには緑のサルサベルデというソースがかかっていました。
全然辛くなく、ちょい酸っぱいかな?という感じでした。
私は辛いのが好きなので、ちょっとがっかり。
個人的な意見ですが、トルティージャにサルサが染み込んでふにゃふにゃになる前に、少しだけふにゃっとしてる状態&パリパリの半々くらいの状態で食べるのがベストなような気がします。
メニューは、こんな感じ。
最後に地図載っけてくれてます。
お店情報
住所 C. de Manuel Bravo 206, RUTA INDEPENDENCIA, Centro, 68000 Oaxaca de Juárez, Oaxaca., メキシコ
TEL +52 951 501 2122
ソカロ Zócalo
オアハカ Oaxaca を散策する上で拠点となるのがこちらのソカロ Zócalo。
宿泊しているCasa Hidalgo Hotel Boutique から歩いて2~3 分のところにあります。(ホテルの記事はコチラ)
オアハカ Oaxaca のソカロはお昼頃~夜にかけて人でいっぱいになります。スリやひったくりに注意。
特に何かあるっていうわけではないのですが。
皆さん集まってくつろいでいます。
週末になるとここで色々なイベントが開催されます。私が訪れた時も、日曜日の夕方に何かイベントをしてました。
木が影を作ってくれているので、座ってのんびりしやすい。ここで人間観察しているとあっという間に時間が過ぎます。
サント・ドミンゴ・デ・グスマン聖堂 Templo de Santo Domingo de Guzman
オアハカ Oaxaca に来たら、絶対に行くべき場所がこの『サント・ドミンゴ・デ・グスマン聖堂 Templo de Santo Domingo de Guzman』。
個人的には、オアハカ Oaxaca で一番見ごたえのある所だと思います。
このサント・ドミンゴ教会は17世紀、聖ドミニコ会によって建てられたそうです。
『サント・ドミンゴ教会』と呼ばれる教会は世界のあちこちにたくさんあるのですが、どうやらこの『サント・ドミンゴ』という言葉は『聖なる日曜日』という意味なのだそうです。
オアハカ Oaxaca のサント・ドミンゴ教会の建築様式は『メキシカン・バロックスタイル』と呼ばれており、ヨーロッパでは見られない独特なデザイン。
スペインから伝わったバロック様式に先住民文化などが混ざり合ってこのような独特なスタイルが生まれたそうです。
簡単に言ってしまえば、他ではなかなか見れないということです。
このサント・ドミンゴ・デ・グスマン教会 Templo de Santo Domingo de Guzman は1555年に建築が始まり、完成までになんと100年以上もの年月がかかったと言われています。
1608年から1857年の間は教会として使われていたものの、19世紀のメキシコの内戦であるレフォルマ戦争中は閉鎖され、1812年からは兵隊の宿舎として使用されていたそうです。
宗教関係者からは反発があったにもかかわらず、結局1898年まで軍からこの教会を解放してもらうことができず、その間色々あり、1994年になってようやく聖ドミニコ会の元に戻ったそうです。
かなり最近の出来事ですね。
建築には23.5カラットの金箔がなんと60,000枚も使われています。
本当に豪華でまばゆいです。
ひとつひとつの装飾が本当に細かくて、驚かされます。一体どれくらいの人数の職人さんが携わっていたんだろ?
サント・ドミンゴ・デ・グスマン教会 Templo de Santo Domingo de Guzman はオアハカ Oaxaca セントロの中心にあるので、とてもアクセスしやすいのも魅力。しかも無料。
本当に素敵すぎて、無料だと申し訳ないくらいです。
今までたくさん教会を見てきましたが、個人的には世界中で5本の指に入る美しさでした。
水道橋 Acueducto de Oaxaca
セントロの北の方に行くと、昔使われていた水道橋を見ることができます。
それほど観光客に知られていないので、人も多くありません。
特別何かすごい訳ではないけど、中心部から歩いて数分で行けて、石畳のかわいい雰囲気だと聞いたので、ちょっと見にきてみました。
なーんか、いい感じです。
何かのオブジェ?もあります。何なのかよくわかりません。
この辺は人が集まるエリアから少し離れていて、結構ゆったり過ごすことができ、おすすめ。
ちょうどこの頃、高地になれていない私は若干酸素不足になり、ここでしばらく休憩しました。
ちなみにオアハカの標高は1550m。
この後行った、
グアナファトは2045m
サンミゲルデアジェンデは129m
メキシコシティは2240m
グアナファトではかなりきつくて、3m歩いただけでも動悸息切れ。到着した日はしんどすぎて観光どころではありませんでした。
ですが一番標高が高いメキシコシティを訪れる頃には身体もすっかり高地に馴れたみたいで、元気モリモリで過ごすことができました。
アルカラ通り
アルカラ通りはオアハカ Oaxaca の街でメインとなる通りです。
メキシコ Mexico でよく見かけるはりぼての巨大人形が鎮座。
「モヒガンガ」と言って、オアハカではなくサンミゲル地方の伝統文化なのだそう。
アルカラ通りはオアハカ Oaxaca の街の中で一番、道が補整されており、きれいで歩きやすい.
安全そうな感じがします。
通りの両サイドに並ぶお店は観光客向けの土産物店が多く、やはり割高。
El Llano エル・ジャノ
エル・ジャノ El Llano は地元民の憩いの公園。
入り口に二頭のライオンがいます。
メキシコは落書きだらけです。さっきの水道橋も落書きされてました。
たしか、入り口がふたつあって、もう一方の入り口にも二頭のライオンが鎮座していたと思います。
セントロのソカロ Zócalo は、地元の人たちもいますが圧倒的に観光客が多く、かなり賑わっているのですが、一方、こちらのエル・ジャノ El Llano は観光客はほとんどおらず、地元の人々がのんびりと思い思いに過ごしている印象。
ローカルな雰囲気を味わいたいなら断然こちらの公園がおすすめ。
Jalatlacoハラトラコ地区
先程のEl Llano エル・ジャノから5分ほど歩いたところに、 ハラトラコ Jalatlaco という地区があります。
日本人観光客にはまだあまり知られていないエリアで、何か特別なものがあるわけではないのですが、フォトジェニック&ポップな街並みでオシャレスポットとして欧米人に人気上昇中。
これは ハラトラコ Jalatlaco へ向かって歩いていると、ハラトラコ Jalatlaco地区 に入る手前に見つけた、ちっさい広場です。
ウォールアート、かなり芸術性が高いですよね。
これがハラトラコ Jalatlaco地区 への入り口。
メキシコでは、どこに行ってもこんな装飾を目にすることができますが、ここのは他のところよりもきれい。
オアハカ Oaxaca と言えば死者の日、というイメージの人も多いのではないでしょうか?
あらゆるところにガイコツいました。
あ、アトム。
日本を発見しました。「新品種 鶴米」と書いてありますね。
ハラトラコ Jalatolaco は下記の地図のあたりです。
靴磨き屋さん
メキシコ Mexico では街の至るところで靴磨き屋さんを見かけます。
メキシコシティに比べると、オアハカ Oaxaca にはそれほど多くないのですが、それでも、少なくとも1日10軒は目撃します。
メキシコ Mexico の男性は革靴がピカピカなことがひとつのステータスであり、イケてる条件だそうです。
金額は25ペソ(当時のレートで約190円)。
チョコラテ
オアハカ Oaxaca はカカオが有名だそうです。知らなかった!
そしてオアハカ Oaxaca の至るところで Mayordomo(マヨルドーモ)というお店を目にします。
チェーン店らしい。
チョコシェイク的なドリンクが有名らしいので、飲んでみました。
25ペソ(当時のレートで約180円)。
うーーーーん、ミルク感が強くて、、、わたしは苦手です。
無理矢理飲みました。
で、さっきの画像の建物なんですが、オアハカ Oaxaca のソカロに面しているMayordomo がレストランになっていて。
Restaurante Mayordomoという名前なのですが、その日、とあるデモが行われていて、2回目にこのお店の前を通ったときには、グチャグチャに破壊されていました…
落書きも。
メキシコのデモ、激しいです…。
ですが地方のデモはまだマシらしいです。メキシコシティではもっと激しい為、デモの日はお店を休みにして、割られないように窓や扉に板を打ち付けておくみたいです。
恐ろし…。
モレネグロ
夕食にモレネグロ食べました。
モレ(Mole) とは、色々な種類のスパイスやナッツ類、さらに野菜を調合して作ったソースのことで、ネグロは黒を意味するので、黒いモレってことですかね。
色々な食べ方があるけどこのモレソースを、鶏肉のローストなどにかけて食べるのが主流だそう。
そしてオアハカ Oaxaca はメキシコで一番モレが美味しい地域だと言われているそうです。
モレの種類はたくさんあって
ネグロ(黒)
ロホ(赤)
アマリージョ(黄)
ベルデ(緑)
チチロ(灰)
アルメンドラド(アーモンド)
などがあるそうです。
実際は15種類以上あるそうなのですが、スタンダードなのはモレネグロらしく、チョコレートを使用してつくっているそうです。
私はソカロを少し南に行ったところにある、ベニートフアレス市場 Mercado Benito Juárez の南に位置する、Mercado 20 de Noviembreの中にある食堂でいただきました!
ここは食堂もたくさんありますが、食料品も売っていてなかなか楽しいです。
80ペソ(当時のレートで約608円)。
味は、ほのかに辛いような甘いような苦いような…
という感じで、めちゃめちゃ美味しかったです。
個人的には好きな味で、毎日でも食べれそう。日本人の口に合うと思います。
メニュー
まとめ
オアハカ Oaxaca の街散策は、こんな感じで、こじんまりしているので丸1日あれば十分楽しめる!と思います。
次回は少し足を伸ばして、オアハカ Oaxaca の郊外へ。
イエルベエルアグア(Hierve el Agua)とミトラ遺跡(Mitra)、トゥーレの木(Árbol del Tule)についてです。
一言で言えば、本当に、、すごかったです。