日光山輪王寺大猷院&三仏堂は絶対行くべき充実スポット!見どころ紹介

日光山輪王寺大猷院&三仏堂は絶対行くべき充実スポット!見どころ紹介

世界遺産日光の社寺」を巡る旅。

日光東照宮(記事は→コチラ)、日光二荒山神社(記事は→コチラ)に続き、日光山輪王寺へやってきました。

rinnoji

神々しい…!!!!

写真からすでにパワーみなぎってますね…

 

本堂(三仏堂)・大猷院(たいゆういん)・慈眼堂(じげんどう)・常行堂(じょうぎょうどう)・大護摩堂(だいごまどう)・護法天堂(ごほうてんどう)・四本龍寺(しほんりゅうじ)などのお堂など15の支院を含めたものを総称して、日光山輪王寺というそうです。

今回はそのうちの本堂(三仏堂)、大猷院(たいゆういん)についてです。

↓動画では後半部分に出できます

 

 

 

三仏堂

rinnoji

三仏堂」は日光山輪王寺の本堂で、東日本で最も大きな木造建築物です。国の重要文化財に指定されているらしい。

三仏堂には「千手観音」「阿弥陀如来」「馬頭観音」の3体のご本尊がいらっしゃって、これが「三仏堂」の名の由来となっています。

入り口で三仏堂の住職さんがお声がけくださり、中を案内してくださいました。

すごくわかりやすく、三仏堂についての知識を深めることができるので、とっても良かったですよ。

あまりに真剣にお話を聞いていたので、三仏堂内の写真はありません…ゴメンナサイ

 

大猷院

1653年に3代将軍徳川家光公の霊廟として、4代将軍家綱公により造られた「大猷院」。こちらも同じく「日光の社寺」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されています。

rinnoji

なんと大猷院は「拝殿・相の間・本殿」をはじめ、「仁王門」や「夜叉門」など22棟(!)が国宝重要文化財なんです。

境内すべてが厳かな雰囲気で、なんとも不思議な気持ちにさせられます。

rinnoji

祖父の家康公を凌いではならないと言う家光公の遺言により、赤と黒を主体とした落ち着いた控えめな造りになっているそうです。

わたしにはとても、控えめには思えませんでしたが…

仁王門

入ると一番最初に見えてくるのが、「仁王門」。重要文化財です。

門の左右には、3.2メートルもある2体の金剛力士像の姿が鎮座しています。

 

口を開いている密迹金剛(みしゃくこんごう)「阿形(あぎょう)」と口を閉じている那羅延金剛(ならえんこんごう)「吽形(うんぎょう)」。

rinnoji

2体の仁王像「金剛力士像(こんごうりきしぞう)」が安置されているので「仁王門」と言うんですね。

ところで「阿吽の呼吸」という言葉ははここから来ているそうですよ!

向かって右側の密迹金剛(みしゃくこんごう)は「阿(あ)」と口を開き、左側の那羅延金剛(ならえんこんごう) は「吽(うん)」と口を閉じています。

これは、「物事には始まりと終わりがある」ということを表していて、息が合うことを意味する「阿吽(あうん)の呼吸」の語源にもなったと言われているらしい。勉強になる…

二天門

世界遺産日光の境内で1番大きな門です。こちらも重要文化財
左右に持国天(じこくてん)・増長天(ぞうちょうてん)を安置している事から二天門と呼ばれています。

rinnnoji

風神・雷神も鎮座していますよ。

rinnnoji

持国天(じこくてん)

 

rinnnoji

増長天(ぞうちょうてん)

 

rinnnoji

風神

 

rinnnoji

雷神

夜叉門

二天門を後にして見えてくるのが、同じく重要文化財夜叉門」です。

rinnnoji

4体の夜叉「阿跋摩羅(あばつまら)」「毘陀羅(びだら)」「烏摩勒伽(うまろきゃ)」「犍陀羅(けんだら)」が安置されているので夜叉門と呼ばれています。

rinnnoji

すごい装飾!!

牡丹や唐草模様の彫刻が沢山あることから、別名「牡丹門」とも呼ばれているらしい。

 

こちらの4体の夜叉が霊廟(れいびょう)を守っており、門の表と裏に2体ずつ鎮座しています。

それぞれの方角の色をした夜叉はとても見ごたえががありましたよ!

rinnnoji

毘陀羅(びだら/赤色):南の方角の「毘陀羅(びだら)」は、4体の中で一番派手な格好です。

 

rinnnoji

阿跋摩羅(あばつまら/緑色):東の方角の「阿跋摩羅(あばつまら)」は、白虎の毛皮を腰に巻いてます。

 

rinnnoji

烏摩勒伽(うまろきゃ/青色):北の方角の「烏摩勤伽(うまろきゃ)」は、左手に弓、右手には破魔矢を持っています。

破魔矢とは、正月の縁起物として神社やお寺で授与される矢のことで、ここ輪王寺大猷院で特別な破魔矢を購入することができますよ。

rinnoji

象の膝当てをしてます。これが「膝こぞう」の由来だという説もありますね。

 

rinnnoji

ケン陀羅(けんだら/白色)(※ケンは「牛」偏に「建」):西の方角の「ケン陀羅(けんだら)」は、右手にこん棒を持っています。かわいらしいデザインのブーツ履いてます。

拝殿・相の間・本殿

唐門をくぐりぬけて拝殿へ。こちらはなんと国宝です。

大猷院の中心となる建物で、独特な構造を権現造り(ごんげんづくり)と言います。

そういえば「権現造り」という言葉、聞き覚えがある。むかし学校で習いましたよね…

 

こちらはびっくりするくらいに美しい金ピカ。

たくさんの金が使われているので「金閣殿(きんかくでん)」とも呼ばれているそうですよ。

ここまで来るのに多くの階段を上り、結構大変だったけど、見ごたえは十分にある。

と言うか、ここには絶対に来るべき。というくらい美しい。

写真撮りたかったけど、多くの観光客がいたので断念…

ここでも、三仏堂と同じように、住職さんがたくさんのタメになるお話を聞かせてくださいます。

拝殿の中には、狩野探幽(かのうたんゆう)の画いた唐獅子や、天井にある140枚の龍の絵、家光公が使用していた鎧などが飾られていて、歴史に詳しくない私でさえ感動します。

 

施設情報

【住所】 栃木県日光市山内2300

【TEL】 0288-53-1567

【拝観料】 輪王寺券(三仏堂&大猷院) 大人 900円 こども 450円(三仏堂のみ 大人 400円 こども 200円 / 大猷院のみ 大人550 こども 250円)

【拝観時間】 4月〜10月:午前8時(開門)〜午後5時(閉門) / 11月〜3月:午前8時(開門)〜午後4時(閉門)
※入場は閉門30分前まで。

 

【公式HP】 → コチラ

日本国内カテゴリの最新記事