「日光の社寺」へ!日光東照宮の見どころ。自然豊かなパワースポット世界遺産!

「日光の社寺」へ!日光東照宮の見どころ。自然豊かなパワースポット世界遺産!

東京から片道2時間ほどとアクセスしやすく、日帰りも可能な「日光東照宮」。

豊かな自然の中に突如現れる 豪華絢爛で厳かな雰囲気をもつ日光東照宮は、歴史好きの人だけでなく、だれもが人生で一度は行ってみたい世界遺産です。

しかも最強のパワースポットと聞くと、絶対行くしかないですよね!

 

日光東照宮とは?

まずはじめに、日光東照宮について少しだけお勉強。

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日光東照宮は、1999年に「日光の社寺」として世界遺産に登録されました。

日光の社寺」に含まれるのは「二荒山神社」「日光東照宮」「輪王寺」の2社1寺に属した周辺の103もの建築物と景観です。

日光東照宮は、皆さんご存じ徳川初代将軍「徳川家康」が祀られている神社で、境内には有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」を表現した猿の彫刻をはじめ、見どころがたくさん。

歴史に詳しくない人でも存分に楽しめ、周辺の豊かな緑に癒され、絶大なパワースポットとして訪れるすべての人をリフレッシュさせてくれる観光スポットです。

 

日光東照宮

まずは参道。ここからすでにマイナスイオンをたっぷり感じます。

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パワースポット感が出ていますね…

奥に見える石鳥居は、高さ約9メートルもあります。しっかりと一礼して石鳥居をくぐりましょうね。

あ、そういえば、この石鳥居とは違いますが、神橋から参道へ向かう道中にも「開運の石鳥居をいうのがありましたよ!

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こちらも知られざるパワースポットですね!

五重の塔

石鳥居を抜けると、左手に高さ30メートルを超える五重塔が見えます。

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この五重塔見どころは、塔の1層目!東西南北の4面に3種類ずつ並んでいる、十二支の彫刻。

東側(正面)には寅・卯・辰が鎮座していて、これは徳川家康の干支である寅、二代将軍・徳川秀忠の干支である卯、三代将軍・徳川家光の干支である辰、でそれぞれを自身の干支に例え、徳川将軍家の神獣とされています。

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ところでこの五重塔は、1650年に小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されたものですが、1815年に落雷のために全焼してしまい、その後1818年に再建されたものだそうです。

この五重塔に用いられている耐震構造は、東京スカイツリーの建設設計にも応用されているそうですよ。

 

五重塔を過ぎ、さらに進むと表門に到着します。

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ここで拝観チケットのを提示が必要。拝観券は日光東照宮口もしくは東武日光駅の「ツーリストセンター」で購入します。

三猿

表門のすぐ左手に、東照宮境内で唯一の素木造りの建物「神厩舎(しんきゅうしゃ)」があります。

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神厩舎とは、神様に奉仕する馬がいる場所のこと。

「神馬(しんめ)」とよばれる神に奉仕する馬がたまに姿をみせるので、運がよければ見れるかも。

日光東照宮の神馬は雄の白馬に限られ、初代の神馬は徳川家康が関が原の戦いで乗った馬だそうです。

そして、神厩舎(しんきゅうしゃ)正面の梁の部分には、馬を守るといわれる猿を彫刻した「三猿(さんさる)」を見ることができます。ここにいるのがあの有名な「三猿」の彫刻です。

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西の壁面にも猿の彫刻が3面あり、全部で16匹の猿が彫られています。

この猿たちは人の幼年期~青年期など人生を表現しているといわれています。

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「見ざる、言わざる、聞かざる」すべての猿の彫刻に教訓があり、

「純真で周囲の影響を受けやすい幼いうちには、良いものだけを与えよ。良いものを身につけておけば、悪いものに対しても正しい判断や行動ができる」

という教訓です。

三猿の前にはそれぞれの説明書きもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。

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陽明門

陽明門日光東照宮の中でも特に有名で国宝にも指定されており、最強のパワースポットと言われています。
2017年に44年ぶりの大修理を終え、今は創建当時の姿に戻った陽明門を見ることができますよ!

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それにしても細かく美しい彫刻の数々に圧巻です。。

陽明門の彫刻の数はなんと508もあるらしいです。

陽明門の彫刻や建築模様の美しさは一日中見ていても飽きないということから「日暮(ひぐらし)の門」とも呼ばれているそうですよ。

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陽明門の左右に随身像が鎮座しています。

随身像は本殿を守る役割で、なぜか虎にまたがっています。(すみません、写真では切れてしまっていますが…)

五重塔は、虎(寅)は神獣とされているのに、なぜ虎の上に座っているのか?日光東照宮の歴史ミステリーにになっています。

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陽明門」には、「あ」と「うん」の獅子の姿などたくさんの動物たちの彫刻もあったり、中国の故事を表現した彫刻や中国の歴史上の人物もおり、中国の教えや知恵が表現されていたりします

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こちらの龍は「目貫き(めぬき)の龍」と言って目だけが彫られて金色になっているのは、目を入れて完成させてしまったら遥か彼方に飛んで行ってしまうという「画竜点睛(がりょうてんせい)」の故事に由来しているそう。

勉強になりますね~。

陽明門をくぐる時にも大事な見どころがあります!通路の天井に描かれている「昇り龍」と「降り龍」を見るのも忘れずに!

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別名で昇り龍は「八方睨みの昇龍」、降龍「四方睨みの降龍」と呼ばれています。

 

そしてこちらも見どころのひとつ。

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陽明門の左右に延びる廻廊の外壁は、花鳥の彫刻がびっしり。

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一枚の板での透かし彫りなんです。透かし彫りでこんな細かな彫刻を作るなんて、すごすぎ!

唐門

陽明門のすぐ先にあるのが、同じく国宝に指定されている唐門です。唐門東照宮の本殿を守護している正面の門で、江戸時代の参拝基準となったそうです。

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あ、巫女さんお掃除してる。

でも当時は、ここより先に行ける人は限られており将軍に拝謁できる幕臣や大名だけだったそうですよ。

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屋根にいる霊獣にも注目。左右にいるのは昼を守護する霊獣の龍、真ん中にいるのは夜を守護する「恙(つつが)」と言われる唐獅子。

これらの霊獣が昼も夜も東照宮を守ってくれているとのことです。

眠り猫

唐門から右に進むと、東回廊にある坂下門がみえてきます。坂下門では「眠り猫」を見ることができますよ。

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坂下門の奥には徳川家康のお墓がある「奥宮」があり、眠り猫はその参道の入り口を守っているそうです。

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実は眠っているのではなく寝たフリをして敵を油断させて、いつでも飛び掛かれるように待ち構えていると言われています。

奥宮

はじめに言っておきますね。日光東照宮で一番のパワースポットと言われているのがこちらの奥宮です!!

坂下門を抜けると杉の木に囲まれ、自然豊かでパワーみなぎる雰囲気の参道です。この参道を進み、奥宮へ向かいます。

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この参道は、階段と道がすべて石でできているので別名「石廊下」と言われています。

ここは本当に神聖で、パワースポットと呼ぶに最もふさわしい参道でした。

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ちなみに階段は207段もあり、結構疲れます…w

到着。

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こちらは鋳抜門(いぬきもん)。この門の手前には、御墓所を守る蜃(しん)という伝説の生き物がいます。蜃は蜃気楼を作り出すと言われているんだとか。

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御宝塔。徳川家康のお墓です。御宝塔もパワースポットです。

そして御宝塔の隣には、叶杉(かなえすぎ)」という杉の木があり、ほこらに向かって願い事を唱えると願いが叶うと言われています。

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こちらも人気のパワースポット

叶杉のために207段の石段を登り、奥宮までやってくる人もたくさんいるそうです。

わたしもしっかり叶杉にお願い事をしてきましたよ!叶うといいな~♪

神輿舎

奥宮での参拝が終わったら、最後に陽明門の前にある「神輿舎」へ立ち寄りましょう!

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ごめんなさいw写真では2基しか映っていないのですが、実際には3基収められています。

中央が徳川家康、右側が豊臣秀吉、左側が源頼朝の神輿です。

この3基の神輿は、毎年5月18日と10月17日に行われる例大祭り「春秋渡御祭(しゅんじゅうとぎょさい)」で使われます。

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神輿も美しいですが、神輿舎の中までも美しく装飾されていますね!

日光東照宮へのアクセス

日光東照宮はご存の通り、栃木県日光市にあり、JR日光駅、東武日光駅の2つの駅が最寄り駅となっています。

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JR日光駅・東武日光駅前のバス停から

「東武バス中禅寺温泉」または「湯元温泉行き」に乗車し「神橋」というバス停で下車します。(約5分)

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神橋を見がてら、ぶらりと周辺を散策しながら歩くこと約10分で日光東照宮へ到着です。

施設情報

【住所】 栃木県日光市山内2301

【TEL】 0288-54-0560

【拝観時間】 4月~10月 8:00~17:00 / 11月~3月 8:00~16:00
※入場は閉門30分前に終了します

【料金】 大人(高校生以上) 1300円 / 小人(中学生以下) 450円

【公式HP】 → コチラ

 

今回は日光東照宮についてご紹介しましたが、次回は同じく世界遺産日光の社寺」に含まれている「二荒山神社」「輪王寺」について書いていきます。

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