日中はプラハ城や旧市街などあちこち観光するところがたくさんありますが、日が暮れてきたら芸術鑑賞タイムです!!
チェコの伝統芸能として、チェコ国民、老若男女問わず愛されている人形劇を観に行ってきました。
マリオネット
『人形劇』といっても、棒人形やら指人形やらいろんな種類の人形劇がありますが
チェコの伝統的な人形劇は操り人形(マリオネット)です。
これから観に行こうと思っている方に、より楽しんで観てもらえる為にちょっとしたポイントをお伝えします♪
国立マリオネット劇場で観よう!
プラハ市内に人形劇が観られる劇場はたくさんあるけど
わたしは一番メジャーな『国立マリオネット劇場 National Marionette Theatre』へ。
わたしがここを選んだ理由はただ単にホテルから近いから。
ちなみにホテルは旧市街広場に面している。
ですが、ホテルが近い人も近くない人も、こちらで観るのがオススメ。
国立マリオネット劇場は旧市街広場から徒歩5分くらいで非常に近くアクセスが良い。
しかし、わたしがオススメする理由はアクセスだけでないのです!
この劇場はこぢんまりしていて、少し古く、非常に味のある劇場なんです。
伝統芸能を鑑賞するにはぴったりの雰囲気です。
ですが難点は、ちょっとわかりにくい場所にありました。
細い通りにあり、しかもそんなに目立った入口ではないので
よく探さないと通りすぎてしまうかも。
チケットの買い方
まずチケットを購入するには下記の方法があります。
- 国立マリオネット劇場のHPから購入
➡️バウチャーをプリントアウトし、受付で提示。 - 現地チケットオフィスで購入
➡️入口階段下ってすぐのところにチケットオフィス - (営業時間10AM-8PM
)があり、そこで買えます。空席があれば直前でもOK。 - その他サイトから購入。
➡️わたしは CLASSICTIC というサイトから購入。割高にはなりますが、いつもCLASSICTICを利用しており、自分の予定とほかの公演も組み合わせて調整するため。
日本語もあるので楽チン。
こちらもバウチャーをプリントアウトし、受付で提示です。
オススメは、現地購入。
基本的に、満席になることはあまりないみたいなので、直前でも買えるみたいですが
万が一、満席になったらショック大なので前日か遅くとも当日の昼間に買いに行くのがベストかと。
聞くところによると、ほとんどの人が現地チケットオフィスで購入しているみたいです。
私は心配性なので、念には念を。と思い、インターネットで購入しました。
ちなみに料金は
国立マリオネット劇場で購入した場合、590クローナです。
演目について
今回は『DON GIOVANNI』を観劇しました。
ほとんどの人はこれを観ると思います。
1787年(!)から続いている演目で、マリオネットの代表的演目になっているのです。230年以上!!!
セリフはイタリア語なので、物語の内容を予習してから行かないと、意味不明かもしれません。
内容を理解していたら、きっと大丈夫。
子どもでもわかるようにできていますし、子連れのファミリーもたくさんいました。
『DON GIOVANNI』をメインで上演していますが
『魔笛』という演目もあるようです。
タイムスケジュール
開演8PM-9:45PM終了で、
途中15分ほどの休憩ありです。
毎日この時間で決まっています。
ちょっとした売店があり、ビールやおつまみ、アイスなどが売っており
みなさんこの休憩時間にビールをグイッとやってました🍺
座席について
席は自由席なので、早めにいけば前の方で見ることができます。
が
後半、水を使ったパフォーマンスがあり、前方(2列目までくらい?)の人は水がかかるので要注意。
上演の30分前が開場です。
私は「水がかからない程度の前方」で観たかったので
はりきって7:30PM(開場と同時)に行ったのですが7:45PMまで一人ぼっちでした😨
誰も来なかったらちょっと不安。
ですがそこからパラパラお客さんがやってきて、その日はほぼ満席になっていましたよ。
なのでやっぱり念のためにも、直前にチケット購入するのはやめたほうがいいですね。
ぜひ事前購入をオススメします!
使用しているマリオネット
お土産物やさんに、やたらたくさん人形が売ってますが、実際に人形劇に使うマリオネットはびっくりするくらい大きかったですよ!たぶん1メートルはあるかなぁ。
関節もたくさんあるんです。
たしかに劇中、動きが人形とは思えないほど細かく柔軟でした!!
現物が入口付近に展示されていたので見てみてください。
その他
舞台裏を見れるツアーや、
アシスタントの人に教えてもらいながら自分で人形を組み立てて、オリジナルマリオネットを作ったりするツアーもあるみたいです。
興味があればぜひ。
オリジナルマリオネットが作れるなんて、すごく素敵なお土産になりますね♪
最後にわたしの正直な感想
あくまで『人形劇』なので、大人が純粋に楽しめるかと言われると「?」なのですが
『DON GIOVANNI』の場合、ストーリーは大人な内容なので
きちんと内容を理解していたら楽しめるかな?という感じです。
個人的には人形劇よりも
傀儡師 (くぐつし : 人情を操る人)のプロフェッショナルさ、技術に感動しました。
おそらく並々ならない修行を積んだのだろうと思いますが
「人形でそんな動き出せるの?!」と思うくらいすごかったです。
観る前は『人形劇』をなめてました。スミマセン。
最後に傀儡師の方々が顔を出してくれて、
どのように動かしているかを少し実演して見せてくれるんですが、
そこで初めて凄さがわかります。
『伝統芸能』ってこういうことなんだと、しみじみ感じることができました。
チェコに行ったら、少しでも現地の文化・伝統を知るために
一度は人形劇 マリオネットを観に行ってみるといいかもしれません♪