ルーヴル美術館のオンライン事前予約方法&見るべき作品

ルーヴル美術館のオンライン事前予約方法&見るべき作品

パリ滞在中、ルーヴル美術館 Musée du Louvreへ行きました。

ご存知でしたか?ルーヴル美術館は事前予約が可能なんです。というより、事前予約しておいたほうが絶対良いです。

空きがあれば当日に現地でチケットを購入できる場合もあるらしいですが、ほぼ無理だそうです。

午前一番にチケット売り場に行けば手に入れられる可能性はあるとか…

日本で美術館へ行くのに予約して行くことなんてないのでちょっと衝撃でしたが、ルーヴル美術館は来場者数を含めあらゆることが世界一の美術館

そのことをふまえ、よくよく考えると事前予約は当然。

ですが、実はルーヴル美術館だけでなくフランスの有名な観光スポットはほとんどが事前予約が必要で、私はせっかくフランスに滞在していたのに、予定していたモン・サン・ミッシェルをはじめほとんどの観光スポットに行くことができませんでした…。数日先まで予約枠に空きがない…とかばっかりだったんです。

それでもルーヴル美術館 は比較的予約枠に余裕があるようで、今回、前日でも翌日の予約枠が空いており、なんとか行くことができました!!!

 

ルーヴル美術館 Musée du Louvreについて

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初めてのルーヴル美術館。あまりの広さにびっくり。

展示スペース 7万3000平米

展示室の数 403室

廊下の総計 14.5キロメートル

階段 10000段

収蔵美術品 38万点以上

これを一日ですべてを見学するのは厳しいですね…

 

ちなみにルーヴル美術館に収蔵されている38万点以上の美術品のうち、3万5000点ほどが展示されているそう。

それらはこの8部門に分類されてます。

  • 古代エジプト美術部門
  • 古代オリエント美術部門
  • 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門
  • イスラム美術部門
  • 彫刻部門
  • 工芸品部門
  • 絵画部門
  • 素描・版画部門

 

ナポレオン広場 Cour Napoleon

ルーブル美術館の中庭である、ナポレオン広場

ルーブル美術館と言えばガラスのピラミッドがシンボルになってますが、このナポレオン広場で見ることができます。

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人いっぱい。

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ルーブル美術館のエントランスから。

 

入場チケット

入場料金は大人(18歳以上) 17€

前述したように、当日のチケット購入は売り切れているリスクがあるため、できるだけ事前に購入することをオススメします。

いろいろな予約代行サイトがあるようですが、公式予約サイト (→ クリック)が一番安価(€17)です。

公式予約サイトは言語がフランス語、英語、中国語、スペイン語 のみ

 

オンラインで事前予約をするにあたり、こちらのサイトにアカウントを作成しなくてはいけません。(支払い画面の前に出てきます)

 

 

公式予約サイトで予約すると、メールにこのようなバウチャーが送られてきます。

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プリントアウトしてもいいし、スマホの画面をそのまま提示してもOK。

ルーヴル美術館に入るとき、入り口で右上のQRコードを ピッ とします。

 

すでにミュージアムパスを持っている方は

パリミュージアムパスはルーヴル美術館でも利用できます。

複数の美術館に行こうと思っている方は、パリミュージアムパスを購入したほうがお得。

 

ただし、パリミュージアムパスを利用する場合でもオンラインで事前予約する必要があります。

同じく公式サイトの別ページからです。(→ クリック)

この場合、間違って通常の€17のチケットを購入してしまわないよう、気を付けて下さい!!

金額が €0.00 になっていたらOKです。

通常のチケット購入ページは、見出しが「Individual tickets for the Museum」

パリミュージアムパス保持者の入場予約ページは、見出しが「Time slot bookings compulsory for all Paris Museum Pass holders」

 

 

 

エントランス

地下がエントランスになってます。

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展示エリアに入ると、人が大勢いる上に、とても広く迷路のようなので、自分がどこにいるのかわからなくなると思います。

なのでマップが書かれたパンフレットをもらいましょう。

 

見どころ・有名作品

多くの人は、ルーヴル美術館 といえば「モナ・リザ」ですよね。私ももちろんそうです。

でもご存知のように、ルーヴル美術館にはモナ・リザだけでなく有名な作品がたくさん展示されています。

しかしあまりにも多すぎて、すべてを見るのは不可能。

そこで、ルーヴル美術館に行ったらまず、絶対見るべき7つの作品を挙げておきます。

 

1F・サモトラケのニケ

作者不明

サモトラケのニケ Victoire de Samothrace は紀元前190年頃の作品ではないかと言われており、ギリシャのサモトラキ島(エーゲ海)でバラバラで発見されたものを修復してつなぎ合わせた像です。

ニケとはギリシャ語で「勝利の女神」という意味であり、この像はギリシャ神話に登場する有翼の勝利の女神ニケの大理石像。

海戦の勝利を記念して作られた彫刻だという説もあるそう。

かなり大きくて、なんと高さは3メートル以上!

 

サモトラケのニケは「ミロのヴィーナス」と並んでヘレニズム美術の傑作とされています。

ちなみにスポーツブランドのナイキ(NIKE)の社名は、この勝利の女神ニケに由来しているそうです。

 

1F・アフロディーテ(ミロのヴィーナス)

作者不明

ヘレニズム期の代表的なギリシャ彫刻。

1820年にエーゲ海のミロ島(メロス島ともいう)で一農夫が発見。

紀元前100年頃の作品と言われています。

腕がなく不完全な姿が美しさをさらに際立たせていると言われています。

 

発見時当初から両腕と左足がなかったので、実際はどういうポーズだったのか、様々な説があります。

 

 

1F・ハンムラビ法典

作者不明

ハンムラビ法典 Code of Hammurabiとは、バビロン第一王朝を建国したハンムラビ(紀元前1792~1750年)が発布した法典が記された彫刻です。

現存する法典のなかで2番目に古いのがこのハンムラビ法典だそうです。

硬い玄武岩に彫られたその法典は、裁きに関するものが多く、300条近くもあるそうで「目には目を、歯には歯を」が有名ですね。

高さ2m以上の大きな石碑には、楔文字とアッカド語で日常生活に関する規則、家族や奴隷、農業や行政の権利、婚姻や遺産相続などについて記されており、「目には目を、歯には歯を」の復讐法の原理のほか、現在の法律と同じように男女の平等であったり、平民と奴隷の厳しい身分の区別の既定なども見られ、社会の混乱を防ぐ目的とした先進的な内容だったそうです。

 

 

2F・カナの婚礼

ヴェロネーゼ

カナの婚礼 Nozze di Cana/ The Wedding Feast at Cana はルーヴル美術館で最も大きな絵画で、なんと縦6.62m、横9.9mもあります。

もともとヴェネチアのサンジョルジョマッジョーレ修道院に飾られていたのですが、ナポレオン一世がフランスに持ち帰ったそうです。

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聖書の中の有名なお話である、キリストが水を葡萄酒に変えたという奇跡の様子を描いたもの。

絵画の真ん中に神々しく座っているのがイエス・キリストで隣にはマリア。

この絵画の中には130人もの人が描かれており、キリストの前で演奏している白い服の男性はヴェロネーゼ本人だそうです。

 

 

2F・リーザ・ゲラルディーニの肖像(モナリザ)

レオナルド・ダ・ヴィンチ

ルーヴル美術館のHPによると「フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リザ・ゲラルディーニの肖像」が正式な名称なんですね。そして「モナ・リザ La Gioconda/La Joconde」は通称なんですね。知りませんでした。笑

稀代の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作で、絵画の中の絵画と称され、ルーヴル美術館でも圧倒的な人気を誇るモナ・リザ。

モデルの素性や制作にかけた時間など、いまだ様々なことが明らかになっておらず、多くの謎につつまれている絵画としても有名で、そのことがまたさらに多くの人の心を掴んでいます。

 

モナ・リザはルーブル美術館の目玉だけあって、モナ・リザへの順路がきちんと表示されているので迷わずたどり着くことができ、とってもありがたいです。(広すぎて、もし表示がなければたどり着けないかも?)

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なんと。モナリザの前は大行列。

列に20分ほど並びました。

ほとんどの人が、じっくり鑑賞することなく記念撮影だけしてました。

まぁ、これだけの人がいたら、一人ずつじっくり鑑賞できないですよね。

 

2F・ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠

ジャック・ルイ・ダヴィッド

ルーヴル美術館では「カナの婚礼」の次に大きい絵画です。

ナポレオン1世の主席画家であるジャック・ルイ・ダヴィッドがナポレオンより口頭で依頼を受け制作したと言われている。

1804年の12月2日、パリのノートル・ダム大聖堂でナポレオンが戴冠する姿を描いたフランスを代表する絵画。

 

3F・レースを編む女

フェルメール

「レースを編む女 La Dentellière」は縦24.5cm×横21cmとフェルメールの作品の中で最も小さい絵画で、1669年から1670年ごろに描いたと言われている。

当時、女性のレース編みは勤勉さと貞節の証であったらしい。

向かって右側の顔や黄色い服の片側に当たる光加減や、明るい色と暗い色のコントラストにより表現する立体感、手元の描写など細かな部分まで美しく描かれており、引き込まれるような絵画です。

 

 

建物の装飾

ルーヴル美術館は展示品だけでなく、建物の装飾も素晴らしい。

というのも、もともとルーブル美術館は王宮だったそう。

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天井のこんなのとか

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美しいですね。

美術品にも見入ってしまいますが、館内の装飾も必見です。

 

 

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