タイとミャンマーの国境に住む少数民族のリアルな暮らしを覗く旅。。

タイとミャンマーの国境に住む少数民族のリアルな暮らしを覗く旅。。

はじめてのチェンマイ

タイは何度も来たことがあるけど、バンコクやプーケットばかりで

ずーーっと

チェンマイに行ってみたいなー」

と思っていたけどなかなか機会がなくて‥

ようやく訪れることができました‼️

 

そして今回は

『山岳に暮らす少数民族の生活を見る!!』

というテーマで行って参りました。

 

タイ北部の少数民族のくらし

タイ北部の山岳地方には思った以上にたくさんの種類の民族がいて

実は山岳に暮らしているのはほとんど高齢の方々ばかり。

多くの人は町におりてきて、観光業の仕事をしている。

チェンマイにはいくつか『少数民族村』があって

これは観光用に作られたで、いくつかの民族がエリアごとに集まり居を構え

民族衣装を見せたり伝統工芸をやっている姿を見せたりしながら、工芸品を売って暮らしている。

→後日、行ったので少数民族村のことはまた別記事で書きます✏️

 

カレン(Karen)族の村

チェンマイ市内から車で二時間ほどいったところにあるBan Pha lay(バンパライ)という村を訪れた。

カレン(Karen)族が暮らしている。

カレン(Karen)族とは

恥ずかしながら、この時まで私は

カレン(Karen)族イコール首長族だと勘違いしていた。

baantonglung

でもそれは間違い。

周辺の山岳民族を大きく分けると

・Karenni
・Pao
・Karen

の3つに分けられ、

今回訪れたカレン(Karen)族はさらに

Pwo Karen, Sgaw Karenの2つの民族に分けられるそう。

 

そしてわたしが勘違いしていた首長族は

7種類くらい存在するKarenni族のうちのひとつ、Kayaw(Padon)族のことを言うそうです。

Ban Pha lay(バンパライ)村

チェンマイの市街地を抜け、国境を越えミャンマーに入る。

国境では、同行していたタイ人はチェックが無いけど

日本人の私はパスポートチェックあり。

国境を越えるので当然ですよね。でもパスポート見るだけの簡易チェック。

てかタイ人はチェック不要なんだ‥

karenvillage

国境を越えるとひたすらこんな道を走り

karenvillage

Ban Pha lay(バンパライ)村に到着。

周りには本当に何もない!!!

 

karenvillage村の看板。

人がほとんど居ず、すっごく静か。

karenvillage

Ban Pha lay(バンパライ)村には数十人しか住んでおらず、この時村人たちは農作業のため畑に行っていたみたい。

商店ない。

病院もない。

学校もない。(子供は住んでいない→多くは両親と共にチェンマイなどの町で暮らしている)

karenvillageただ、少し離れたところに教会はある。(ほとんどがキリスト教徒だそう)

karenvillege

村はこんな感じ。

karenvillege

karenvillege洗濯やお風呂はここです☝

ちなみに女性もここでお風呂です。

布を巻いたまま、全身を洗うんですって。

奥の建物はお手洗い。

karenvillege中はこんなです。

なぜトイレの中に衣類を掛けているのか。

収入源

Karen(カレン)族の村での主なお仕事は

・農業
・刺繍(女性)
・竹かご(男性)

だそう。

karenvillage

木陰でのんびり刺繍をしている女性や

karenvillage

竹を裂いている様子。

村人

Karen(カレン)族の伝統的な衣装はこんな感じ。

karenvillage

でもBan Pha lay(バンパライ)村の人々はだれもこんな格好をしていない。

結婚式や伝統的な行事の時しか着ないそう。

みんな普通にTシャツと短パンとかで過ごしている。

男性は上半身裸も多い。

karenvillage

ファンキーなじいちゃん。

一見怖そうに見えるけど、すごく優しくてたくさん話しかけてきてくれる😆

 

Palong(パロン)族の村

Karen(カレン)族のBan Pha lay(バンパライ)村から
さらに車で40分ほど離れたところに

Palong(パロン)族の暮らす、Ban Huai Bong(バンファイボン)という村がある。

Palong(パロン)族とは

周辺の山岳民族の中でもとっても少数のPalong(パロン)族。

少数民族って似た名前がとってもたくさんあるし、呼称が別であったりするのでちょっと紛らわしい。

Palong(パロン)族は、ミャンマーの民族紛争から逃れるために国境ぎりぎりの所やタイにやってきて、今もなお、そこで生活している。

Ban Huai Bong(バンファイボン)村

Karen(カレン)族のBan Pha lay(バンパライ)村から車で約40分。

道中は思ったほど山奥な感じはない。

給水ポイントがあったり、palongvillege

コンクリートの家も1,2軒あった。

palongvillege

 

でも、Palong(パロン)族集落Ban Huai Bong(バンファイボン)村は

Karen(カレン)族のBan Pha lay(バンパライ)村と同様、何もない。

palongvillege

誰も居ないのかな?と思うほど静か。

palongvillege

村の入口にお水のタンク。

palongvillege

家の中を覗かせてもらった。

palongvillege

壁が隙間だらけだ。

寒くないから問題ないのかな。

収入源

Palong(パロン)族も、Karen(カレン)族の方々と同様、主なお仕事は

・農業
・竹かご

だそう。

palongvillege

の入口付近で出会って挨拶をしたお婆さんが

私がを一周して戻って来たときに、私のために商品を並べてお土産屋さんをOPENさせていた。

palongvillege

村人

Palong(パロン)族の村人は、普段から伝統衣装を少しラフに着こなしている。palongvillege

結構皆さんこんな感じだった。

 

リアルな暮らしを見学して

チェンマイなどにある、観光地として作られている民族村とは印象が全く異なり

少数民族の方々のリアルな生活を見学することができて本当に勉強になった。

 

若い人たちが町の民族村へ出稼ぎに行って収入を稼ぎ、山奥の実家を支えているそう。

 

でも、出稼ぎに行く為にはタイからIDカードを発行して貰わないといけないし、

自分達のに帰省する場合も、毎回申請してお金を支払わなければいけなく

彼女たちにとって、とてもハードルが高いため

一度出稼ぎに行くとなかなか戻れないそう。

Karen(カレン)族Palong(パロン)族集落を見学させてもらい、

本当に何もないだったけど、表面だけの少数民族の様子ではなく

リアルな現状を知ることができてとっても実りのある旅でした。

 

このあと、観光地になっている民族村へ💨💨

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